ついこの前、お正月を迎えたと思っていたのに、気がつけばもう2月。
時間が過ぎるのは本当に早いものですね。
暦の上では、2月4日の立春から「丙午(ひのえうま)」の年が始まります。
ちょうどこの頃から、厳しかった寒さも少しずつ和らいでいくようです。
こうしてみると、二十四節気というのは、やはり日本の季節感にとてもよく合っているなぁと感じます。
🌸 今日の干支暦 🌸
2026年2月2日(月)
| 年干支 | 乙🌱巳🐍 (木・火) |
| 月干支 | 己🌾丑🐄 (土・土) |
そんな季節の変わり目に、少し寂しいニュースを目にしました。
1月末、上野動物園のパンダたちが中国へ返還され、日本からパンダがいなくなったという話題です。
パンダは、ちょうど僕が生まれた頃に初めて日本へやってきた動物。
「パンダと共に成長してきた」と言っても、あながち大げさではない(笑)
僕にとっては、ひとつの時代が終わったような、そんな気持ちになりました。

小学生の頃、当時住んでいた北海道から、東京の叔母の家へ遊びに行ったことがあります。
その時、上野動物園へパンダを見に連れて行ってもらいました。
当時の上野には、傷痍軍人(本物かどうかはわかりませんが)と言われる方がいたり、駅にはホームレスの方が大勢寝ていたりして、子供だった僕には、少し怖く、強烈な印象として残っています。通路に漂っていた独特の匂いも、今でもなんとなく覚えています。
その頃のパンダは、2代目のホァンホァン(歓歓)とフェイフェイ(飛飛)。
動物園に着き、パンダのエリアへ向かうと、そこは人で溢れかえっていました。
大人たちにぎゅうぎゅう押されながら列に並び、係員の「立ち止まらないでくださーい」という声に促されて、止まることなく、ゆっくり歩き続ける流れ。
ようやくパンダが見えたと思った瞬間、「あ、パンダだ!」と心の中で叫んだだけで、もう通り過ぎていました。
本当に一瞬の出来事です。
今思えば、テレビで見ているのと、あまり変わらなかったかもしれません。
その後、何をしたのかはほとんど覚えていません。
ご飯を食べたのかどうかすら、記憶に残っていないほどです。
叔母も、子供を連れてのお出かけで、きっと相当疲れたことでしょう。
それでも、パンダのぬいぐるみを買ってもらったことだけは、なぜかはっきり覚えています。
もっとも、そのぬいぐるみも、当時飼っていた雑種犬のコロに食いちぎられてしまったのですが……。
大人になり、東京に住むようになってからも、近くまで行くことはあっても、動物園へ足を運ぶことはありませんでした。
今になって思うと、「もう一度行っておけばよかったな」と、少し心残りです。
それだけ、若い頃は目の前のことで精一杯で、動物園へ行くような心の余裕がなかったのでしょう。
パンダがいなくなって、少し寂しい気持ちはあります。
でも、それと同時に、子供の頃の楽しかった記憶に触れることができて、心がほんのり温かくなった気もしました。
僕の人生が、これからどれくらい続くのかはわかりません。
それでも、「もう少し、頑張ってみようかな」
そんな気持ちを、ふと与えてくれた出来事でした。
パンダちゃんたち、ありがとう。

コメント