アレルギーと向き合う愛犬まるの日々 〜薬・検査・そして願い〜

まるのこと
お出かけ大好き

我が家の柴犬・まるは、1歳を過ぎた頃から皮膚に異変が見られるようになりました。
獣医さんに相談したところ、「アトピー性皮膚炎の可能性がある」との診断。

そこから、まるとアレルギーとの長い付き合いが始まりました。

今回は、その経過や今感じていることを、同じように悩んでいる方の参考になればと思い、記してみようと思います。

皮膚炎の発症とアポキルとの出会い

最初は、鼻の周りが少し赤くなっている程度でした。

「散歩で草むらに入ったからかな?」くらいに思っていたのですが、まるが床に鼻をこすりつけるようになり、明らかに痒がっている様子。

病院で診てもらうと、アトピー性皮膚炎の疑いがあるとのことで、処方されたのが「アポキル」という薬でした。

アポキルってどんな薬?

アポキルは、犬の痒みや炎症を抑えるために開発された比較的新しい薬で、

これまで使われていたステロイドに比べて副作用が少ないのが特徴です。

仕組みとしては、「痒みを引き起こす物質の伝達をブロック」することで、かゆみを感じにくくする働きがあります。

アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎のワンちゃんに多く処方されており、うちのまるにもよく効いています。

検査で何がわかる?費用と結果のギャップ

アレルギーの原因を探るために、医師のすすめでアレルギー検査も受けました。
ただ、検査前から「費用が高い割に、特定できるとは限らない」とも言われていて…

実際、最初の検査(約5万円)では、すべて陰性という結果に。

結局、原因はわからなかったものの、アポキルが効いていたので「症状が出る時期だけ飲ませましょう」という形になりました。

見た目には軽症。でも、まるにとっては…

まるの症状は、見た目にはほとんどわからない程度です。
鼻の周りがうっすら赤くなるくらい。毛が抜けたり、皮膚がただれたりすることもありません。

ただ、かゆいときには床にゴリゴリと擦りつけたりするので、まるにとっては決して軽いことではないんだろうと思います。

薬を飲んでいる間は落ち着いているので、現在もアポキルを継続中。(アポキル16という薬で、体重により量が決まっており、まるの場合1回半錠飲ませています。)
冬場は1日おきで良く、暑い時期は1日2回で1錠になることも。平均すると、1日半錠=月1万円ほどの薬代になります。

薬に頼ることへの葛藤

アポキルがよく効いているのはありがたい反面、ずっと薬を飲ませ続けることへの不安もあります。

獣医さんからは「副作用の少ない薬」と聞いていますが、やはり毎日内服することで、
肝臓や腎臓にどれだけ負担がかかっているのか…心配になることも。

「できれば、薬に頼らず自然な形で改善できたらいいのに」
そんな思いが、ふと湧いてくることもあります。

外にいると嬉しそう

セカンドオピニオンと再検査

そんな思いもあり、最近になって別の動物病院で診てもらいました。
これまでの経過を伝えたところ、アレルギー検査を再度受けてみることに。
前回の検査から5年ほど経っていたので、タイミングとしても悪くなかったのかもしれません。

今回の検査費用は約3万円
結果として、いくつかの項目で陽性反応が出ました。

  • イネ科の植物
  • 家ダニ

ただし、今回も特別な治療法があるわけではなく、

「極力それらを避けましょう」というアドバイスにとどまりました。

でもまるは、車酔いする時などに草を食べてしまう癖があり、完全に避けるのは難しい…。

日々の工夫で何とか対応するしかありません。

今できること、続けていること

現在のケアは、主に以下のような形です。

  • アポキルの服用
  • 外出後は、蒸しタオルで全身を拭く
  • 症状が気になるときはシャンプーの頻度を上げる

また、獣医さんからは、体質改善の注射(月1回)や、ステロイド剤の提案も受けましたが、効果としてはアポキルと大差ないとのこと。

だったら、まるがいちばんストレスなく過ごせる方法を、と思っています。

治療よりも、上手につきあうという選択

食べ物アレルギーであれば避けることもできますが、自然界にある植物やダニとなると、完全には避けきれません。

今までの経験から、根本的に治すのは難しいと感じています。

それでも、まるが快適に過ごせるように、できることを続けていきたいと思います。

医師の話では、年齢とともにアレルギー反応が落ち着く子もいるとのことなので、そんな日が来るのを願いつつ。

おわりに 〜悩んでいる方へ〜

検査費用も薬代も決して安くはない中で、何がベストなのかを判断するのはとても難しいです。

もし、同じようにアレルギーで悩んでいるワンちゃんと暮らしている方がいたら、
どんなケアをされているのか、ぜひ教えていただきたいです。

“まるの痒み”と上手につき合っていくために、これからも試行錯誤は続いていきそうです。

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